スティーブ・ジョブズ1
画像の丸眼鏡はジョン・レノンの眼鏡とそっくり。
これは社名同様、その影響だろう。表情までジョンに酷似。
頭が長髪のジョンに対して極薄と対照的だが。
一般的には億万長者のビル・ゲイツの方が有名かも知れない。
だがカリスマ性でジョブズの右に出るものは希有。
当然個性は強い。妥協なく突き進む。当然行くところ波風がたつ。
自ら創業、業界最初の成功物語となったアップル社も一度は決別。
紆余曲折を経たあと復帰、傾いていた同社を甦らせる。
彼及び同社は成功物語の第二幕を形成しつつある。
日本人にはiPodやiphoneはなぜソニーではないのか。
ソニーの土俵だろうと疑問に思う人がいるようだ。
答えは簡単。ジョブズはソニーではない。
アップル社の製品はすべて彼の美意識に貫かれている。
ハードもソフトも表だけでなく、内部まで美が追求されている。
黒澤明監督が映らない部分まで仕込みをしたのと似ている。
表向き似たものなら他社でも作れるだろう。
だがハードソフト一体で一貫した精神で統一されたものは至難。
核となるソフトを持ち、ハードと一体設計できるのは世界で同社のみ。
もちろんソニーにも真似できない。
ジョブズの才能、美意識を知らずしてアップルを語ることはできない。
彼のカリスマ性は同時に同社の弱みでもある。
一人の才能に支えられる状態は脆弱きわまりない。
おりしも健康を崩し、現在病気療養中。
アップルファン、社員、関連企業、株主、誰もが復帰を祈っている。