熱中症対策の命綱 8/8
こまめな水分補給、ためらわずエアコン使う。
今年の熱中症対策の定型フレーズだ。
ためらわずという表現が新しい。
以前はエアコンを適切に使用する、だった。
今年の猛暑がそれだけ危機的だということ。
エアコンはもはや命綱といって過言でない。
もしエアコンが普及していなかったら。
患者数が激増、死者も激増するだろう。
つけたまま寝るのは体に悪いという迷信がある。
冷えるかどうかは設定温度次第。
冷えるのが苦手という人は高めに設定する。
設定温度より上がらなければ運転はしない。
つまり止めたのと同じ。
違うのは温度が上がれば運転を再開する点。
止めた場合は上がっても運転しない。
高温熱帯夜ではその方が危険だと言える。
ためらわずつけたまま寝よう。
ただし設定温度はお好み、体質にあった温度。
夜間は負荷が低いので運転時間も少なくなる。
温度設定に関係なく日中より大幅に少なくなる。
つまり電気代もそれだけ安い。
今でもクーラーという表現を聞くことがある。
これは冷房専用機が主流だった時代のなごり。
大昔のことで業界では完全に死語。
電車を汽車というようなイメージだ。
業務用には今も冷房専用機が存在する。
しかしそれもクーラーではなくエアコン。
昔は贅沢品だった。
豊かさの象徴、新三種の神器3Cの一つだった。
(3C=クーラー+カー+カラーテレビの頭文字)
今は完全に必需品だ。