白人至上主義 8/18
米国の人種差別は契機があれば噴き出す。
根深く地下に溜まっているマグマのように。
差別の拠り所の一つが白人至上主義。
もともと近代文明の拠り所でもあった。
白人が他の人種を支配するのは優れているから。
優れた白人が劣る人種を支配するのは必然だと。
過酷な植民地支配が長く続いた。
根底にあるのは、同じ人間ではないという意識。
白人だけが神に選ばれた本当の人間だと。
「神は神に似せて人を作った。」
キリスト教の思想だ。つまり白人の容姿が神の姿。
黒人を生け捕りにして奴隷として売り飛ばす。
北朝鮮の拉致よりはるかに非道だ。
なれど白人たちに罪悪感はゼロだった。
同じ人間とは思っていないからだ。
黒人など有色人種は自分たちと容姿が違う。
すなわち神の姿とは違うと。
ナチズムはこの思想をアーリア人に特化した。
根底では同じ流れだと言える。
さすがに現代では否定されている。
まともな白人なら否定する。
しかし消えた訳ではない。
冒頭に書いたようにきっかけがあれば表れる。
米国に限らない。黒人だけではない。
有色人種は白人と同じではない。
そう考える白人も確実に存在する。
さらに白人の間でも差別意識は存在する。
その最たるものが反ユダヤ主義。
他にも白人同士の差別意識は多々存在する。
黒人同士、アジア人同士でも同じ。
中韓は国家が反日教育に邁進している。
かくも人間に根深く見られる普遍的現象。
欧米では日本人も有色人種の自覚が必要だ。