身体美学講座 雑記帳2017

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トクホの信憑性は? 4/25

先月某週刊誌がトクホを糾弾していた。
メーカーと該当製品を名指しでインチキだと。
誰もが知る有名メーカーを。

トクホは特定保健用食品の略。
健康食品といわれるものと何が違うのか。

保健機能食品と定義されているものの一つ。
栄養機能食品と特定保健用食品の二種類ある。
前者は消費者庁に届けるだけ。
後者がトクホで、審査と許可が必要。

後者はいわば国がお墨付きを与える形。
前者より効果が高い?、と単純に考えがちだ。
簡単にいうと前者は不足がちな栄養成分を補うもの。

後者は体質や疾病を改善する成分を含むもの。
あくまで可能性があるという曖昧な定義。
そこが薬とは違う。

さらに後者には3通りの種類がある。
条件付きだとか病気のリスクを下げるとか。
ただでさえ健康食品やサプリメントが溢れている。
ややこしくて考えるだけで頭が痛くなりそう。

しかもお墨付きが穴だらけと週刊新潮が糾弾。
メーカーから特に反論は出ていない。
筆者自身も以前から懐疑的だった。
やはり微妙な部分が多いようだ。

筆者の立場は魔法の食品はないというのが基本。
特定の食品やサプリメントに頼るべきでない。

古典的な観念、迷信を今も聞くことがある。
スッポンを食べれば肌がきれいになる?。
その流れでコラーゲン食べるときれいになる。

これはマムシ酒で精がつくという迷信と同次元。
毒ヘビだから精力がある?、まったくの迷信だ。
無毒ヘビでもトカゲでも効果は同じ。
だが未だそういう商品が売られている。

サイのツノが精力剤になるというのも同じ。
同じ成分を含む食品は他にいくらでもある。
バカげた迷信でサイが密漁される・・・。

トクホも基本的に従来の栄誉学に立脚している。
腸内細菌の影響があまり考慮されていない。
否定はしないが、健康なので利用もしない。