パソコンとスマホ 3/3
パソコン(PC)離れが進んでいるという。
いいかえるとPCが苦手な人が増えている。
年配者の話ではない。若い世代に。
原因はスマホの普及が大きいらしい。
メールやウェブ閲覧だけならスマホでもほぼ可。
PCより手軽でコストも安い。
その結果PCを使わなない、使えなくなる。
スマホはいわばコンピュータと電話機が融合。
コンピュータの一種とも言える。
しかし完全なるコンピュータではない。
完全なコンピュータはあくまでPCだけ。
元々両者は目的が違う。
互いに完全な代替品にはなりえない。
それよりも補完し合うべきもの。
それによって相乗効果が生まれる。
互いに可能性が、世界が広がる。
逆にいえば単体だと有効性が狭まる。
使いこなせていても、可能性の一部に過ぎない。
両者を生かすことが時代のITリテラシーだ。
人の能力を判断する有効な目安になるだろう。
スマホ、PCを有効に利用していること。
仕事はもとより私生活でも。
他にもタブレットやウェアラブル端末もある。
タブレットはスマホより大きくPCに近い。
それでもまだPCの代替品にはなりきれない。
依然として最も万能なのはPC。
PCの可能性は生活全般に及ぶ。
生きるために必要な道具と言って過言でない。
可能性を生かすのはあくまでユーザー自身の能力。
iPhoneは当初、Macを母艦として設計されていた。
前身であるiPodがそうだっただけに。
元々同社にはPCを核に据える思想があった。
最も強力なコンピュータだからだ。
だがその後PCを使わない人のために設計変更。
PCなしで使えるようにした。
それによって普及の速度が加速した。
筆者はアップルの思想が今でも正当だと思う。
(アップルの思想はすなわちジョブスの思想。)
スマホだけ使いこなせてもITリテラシー不完全。
特に若い世代の人は頭に刻みつけるべきだ。