凶悪犯罪減少? 2/5
日々殺人事件は起きている。
凶悪な犯罪が後を絶たない。
物騒な世の中という印象が強い。
しかし日本では殺人事件が減っている。
もともと少なかったがさらに減少。
世界と比較すると圧倒的に少ない。
世界の警察と言われた米国の一割程度の件数。
人口比で比較しても二割程度と大きな差。
先進国の米国ですらこの多さ。
途上国などは桁外れに多い。
世界一安全な国という評価もある。
事実だとしてもあくまで相対的な評価。
つまり他国が危険すぎるから成り立つ。
日本でも防犯を怠れば犯罪に合う確率は低くない。
ただ殺人が外国と相対的に少ないだけ。
犯罪者及び予備軍はそれなりに存在する。
殺人が減少しても犯罪者が減った訳ではない。
罪が軽く稼ぎやすい犯罪を選択しているだけ。
最たる例が特殊詐欺の類。
随分前から警察や行政で警鐘を鳴らしている。
それでもいっこうに減らない。
手を変え品をかえ、跳梁跋扈。
筆者在住の所沢でも防災無線で度々注意喚起。
市内で多発しています、と。
一都市でも多発しているというのだから。
なぜかといえば、通信手段の発達が背景にある。
携帯電話、スマホなど多様に発達普及。
その利便性で詐欺も簡単にできるようになった。
凶悪な危ない橋渡るよりお手軽なのだ。
犯罪者がやさしくなった訳ではない。
年寄りからなけなしの金をだまし取るのだから。
犯罪も社会の変化と応じて変化する。
殺人の減少を、安全になったと考えるべきでない。
物騒な世の中という印象は間違っていない。